歴史は繰り返される、とよく言われますが、セキュリティトレンドも繰り返されます。
最近、代表者名を騙る迷惑メールが再流行しています。「業務連絡をLINEに変更するから情報を提供せよ」というものです。そのメール、差出人名は確かに社長名ですが、差出人メールアドレスは全く異なるアドレスです。
しかし、スマホやOutlookは差出人名しか表示されないため、メール文面が自然体であれば、容易に騙されてしまいます。一方の差出人メールアドレスは、パスワードがハッキングされたものが多用されます。つまり、気付かないうちに自分が加害者になっている場合があります。メールのパスワード、乱数のものに定期的に変更されていますでしょうか。
Webサイトのお問合せフォーム荒らしも同様です。今まではプログラムで機械的にでたらめな内容をお問合せフォームに入力して送信し、受け手側のメールボックスを満タンにする(必要なメールを受け取れなくする)という手法が流行していました。
最近はAIにより、実際の人間のように時間を掛けてフォームに入力しています。毎秒●回という速度でアクセスするとその特徴で、攻撃だとバレてしまうからです。また、深夜や土日という、対応が遅くなる日時を狙っており、より知能的な攻撃となってきています。
同じような記事を時々執筆しますが、これを機に対応していただけることはほとんどなく、同種の攻撃を受けて初めて気づく……が繰り返されています。皆様にご対応いただければ私に幸せな休日が訪れるのですが、これらの攻撃対処に忙殺されるという毎日です……。
著者紹介:


















安藤究真 Kyuma Ando
サーバー一筋23年。2000年に株式会社チロロネットを創業してレンタルサーバーサービスの提供を開始。2015年にチロロネットベトナムを設立。2018年からはベトナムでもサーバー・クラウドサービスを提供している。