ホーチミン市で、歩行者の交通ルール違反に関連する死亡事故が相次いでいる。ホーチミン市交通警察のバンコー交通警察隊は2026年10月29日、横断歩道を利用しない道路横断や、中央分離帯を乗り越える行為などに注意を呼びかけた。規定に反して道路を横断した歩行者には、15万~25万VNDの罰金が科される可能性がある。
歩行者の交通ルール違反に関連する死亡事故が2件
ホーチミン市交通警察部門に所属するバンコー交通警察隊によると、最近、市内で歩行者側の違反に関連する重大な交通事故が複数発生している。
8月16日には、ミンフン街区のリートゥーンキエット通りで、歩行者の違反に関連する事故が発生し、1人が死亡、1人が負傷した。
さらに10月22日には、ホアフン街区のスーバンハイン通りで、同じく歩行者の違反に関連する事故が発生し、1人が死亡した。
交通警察は、歩行者が周囲を十分に確認せず道路を横断したり、定められた横断場所を利用しなかったりする行為が、重大事故につながる危険性があると指摘している。
病院前でも横断歩道を使わないケース
交通警察が特に問題視しているのが、リータイトー通りにある第1小児病院の正門前である。
同隊によると、この周辺では歩行者専用の横断歩道を利用せずに道路を渡るケースが依然として確認されている。安全に横断できる場所が近くにあるにもかかわらず、中央分離帯を乗り越えて横断する人もいるという。
こうした無理な横断は、歩行者自身が車両と衝突する危険を高めるだけではない。運転者が急ブレーキをかけたり、急な進路変更を余儀なくされたりすることで、後続車両を巻き込む事故につながるおそれもある。
横断場所の違反には15万~25万VNDの罰金
バンコー交通警察隊は今後、各街区の警察と連携し、交通安全に関する啓発活動を強化するとともに、歩行者の違反行為に対する取り締まりを進める方針である。
また、道路管理当局と協力し、歩行者の通行が多い場所を点検する。必要に応じて横断歩道の追加設置や、車両の減速を促す路面標示などを提案し、事故の予防を図る。
ベトナムの政令168/2024号第10条第1項a号によると、定められた場所以外で道路を横断した場合や、中央分離帯を越えた場合、歩行者には15万~25万VNDの罰金が科される可能性がある。
さらに、違反行為によって刑事犯罪を構成する要件を満たす結果が生じた場合には、刑事責任を問われる可能性もある。
横断歩道や歩道橋を利用し、周囲を確認
交通警察は、市民に対し、道路を横断する際には横断歩道や歩道橋、地下通路など、定められた安全な場所を利用するよう呼びかけている。信号機がある場所では信号に従い、横断前には周囲の車両の動きを十分に確認することが重要である。
信号機のない場所では、規定に従って手で合図を行うことも求められる。また、中央分離帯をよじ登ったり乗り越えたりする行為を避け、横断中はスマートフォンの操作や、注意力を低下させるイヤホンの使用を控えるよう注意を促した。
交通警察は、歩行者の不適切な横断は罰金の対象となるだけでなく、本人や周囲の交通参加者の生命を直接脅かす行為だとして、安全な道路横断の徹底を求めている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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