ホーチミン市で建設が進む都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~タムルオン線)は、2026年末までに全11駅で工事を開始する計画である。現在工事中の5駅に加え、10月末と12月に計6駅の工事に着手する予定だ。11月からは高架区間や高架駅、車両基地の整備も進め、2030年末の営業運転開始を目指す。
年末までに全11駅で工事着手へ
ホーチミン市都市鉄道管理委員会(MAUR)によると、メトロ2号線では現在、ファムバンバック、レティリエン、ファムバンハイ、ホアフン、バークエオの5駅で工事が進められている。
今後は、10月末までにタオダン、バイヒエン、グエンホンダオの3駅で工事を開始し、12月には残る3駅にも着手する計画である。これにより、2026年中に全11駅で工事を進める体制を整える。
工事に伴う交通渋滞への対策も実施
駅の建設工事では、道路の一部が工事用の囲いなどで占有されるため、特にラッシュ時の交通渋滞が課題となる。
MAURはホーチミン市建設局およびホーチミン市警察の交通警察部門(PC08)と連携し、工事区間周辺の交通整理や交通量の調整策を策定している。工事を進めながら、市民の日常的な移動への影響を抑えることが狙いである。
具体策の一つとして、チューンチン通りのタイタイン通りからコンホア分岐点までの区間では、固定式の中央分離帯を撤去し、ポールや移動式の分離帯に置き換える案が検討されている。時間帯ごとの交通量に応じて車線数を柔軟に調整できるようにする。
11月から高架区間と車両基地の工事へ
計画では、11月から高架橋、高架駅、タムルオン車両基地の工事も開始する。
高架区間は全長846メートルで、車両基地へのアクセス道路も900メートル超に及ぶ。路線内で唯一の高架駅となるのがタンビン駅である。
タムルオン車両基地は23ヘクタール超の敷地を持ち、車両留置場、修理・保守工場、変電設備、運行管理棟、各種付帯設備など、主要な21の機能区域で構成される予定だ。メトロ2号線の車両の保守管理や運行を支える中核施設となる。
2030年末の営業運転開始を目指す
MAURは関係機関と連携し、交通整理に加えて、工事に必要な技術インフラの移設なども進めている。工事の円滑化と工程の加速を図り、メトロ2号線を2030年末に営業運転へ移行させることを目標としている。
駅の建設だけでなく、高架区間や車両基地の整備、周辺道路の交通対策を並行して進められるかが、今後の工事進捗を左右することになりそうだ。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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