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【社会】ホーチミン市:7月26日から夜間外出禁止

(C)VNEXPRESS

ホーチミン市は、感染拡大を抑えるために、7月26日以降、午後6時から午前6時までの夜間外出を禁止する。

これは、ホーチミン市が社会隔離に関する首相指示16号を適用してから17日が経過し、感染第4波によるホーチミン市の累計感染者数が5万8000人を超えたことを受けて、7月25日の夜に開かれたホーチミン市共産党委員会で、ホーチミン市人民委員会のグエン・タイン・フォン主席が決定した事項だ。

「7月26日の18時以降、市民は外出が禁止される。緊急事態や急病を除く全ての活動を停止させる」とフォン主席は述べた。

これより前、フォン主席は、現在でも一部の地域では、社会隔離に関する首相指示16号が適用されているにもかかわらず、人々が外出し接触、交流を続けていると指摘していた。

「7月25日の朝、市内中心部からビンタン区、クチ県を通ってトゥードゥック市まで状況を視察した後で、私は各区の人民委員会主席に対して、直ちに警察と軍隊を動員して厳しく取締りを実施するように要請した」とフォン主席は述べ、昨日から首相指示16号の強化に関する公文書2468号が適用されたにもかかわらず、状況が改善していないと指摘した

「この状況は非常に危険であり、感染を長引かせる原因になっていることを我々全員が理解する必要がある。感染爆発が制御できなければ、更に状況は悪くなり、より強力で厳しい措置を取らざるを得なくなり、様々な面で悪影響が出るだろう」とフォン主席は述べた。

以前、ホーチミン市人民委員会は、社会隔離に関する首相指示16号を適用してから15日後について3つのシナリオを準備していた。ホーチミン市の努力にもかかわらず、最良のシナリオであった感染を抑制するという目標は達成できておらず、首相指示16号の更なる強化策を実施するという2番目のシナリオに移行せざるを得ない。現在の状況が続けば3番目のシナリオとして、より多くの厳格な緊急対策を実施しなければならなくなる。

「これは、ホーチミン市の望んでいることではないが、COVID-19との戦いに勝つ方法は1つしかなく、我々は、首相指示12号の精神に基づき、公文書2468号で提案された感染対策を厳格に実施する必要がある」とフォン主席は述べた。

フォン主席によると、第3のシナリオに突入しないために、首相指示12号に基づき、ホーチミン市人民委員会は、市民生活に多大な影響が出ることは間違いないとしながらも、より強力な措置を講じる公文書2468号を適用することを決めた。
「私は、市民の皆さんが人民委員会と協力し、感染抑制を成功させることを願っています」とフォン主席は述べ、市民が外出を続ければ感染状況はより複雑化するだろうとの見通しを示した。

ホーチミン市人民委員会は、警察、軍隊、各区人民委員会に対して24時間体制でのパトロールと検問体制を強化し、住宅街や路上での規制遵守状況を定期的に監督し、違反者には厳重な処分を与えることを求めている。規定に違反して感染を拡大させた個人は、刑事罰にあたるかどうかを迅速に捜査し処分される。

「各地区の指導者や監督部隊の無関心、怠慢、処理の遅れなどによって感染を拡大させてしまった場合、その責任を厳しく追及する。」とフォン主席は厳しい姿勢を示した。

ホーチミン市人民委員会は、さらに各地区の人民委員会に対して、封鎖エリアでの「内部からの外出と外部からの侵入」を厳しく取り締まることに注力し、封鎖エリアの各世帯への必需品の配布または、ボランティアによる市場での代理購入を組織するように要請した。

封鎖地域内の人々に食料などの援助を提供したい場合、各世帯が勝手に直接受け取ることが無いよう、事前に管理事務所に連絡する必要がある。

ホーチミン市共産党委員会のファン・バン・マイ党副書記は、首相指示12号を厳格に実施するため、ホーチミン市は今後2週間、下記の5つのタスクに集中するとしている。

1.ホーチミン市の全ての市民が感染防止対策を自覚し、厳格に社会隔離措置を実施できるように、あらゆる媒体、人員を動員する。

2.ホーチミン市人民委員会は、様々な手段を講じて社会隔離措置を徹底させる。

  • パトロール部隊を組織し、社会隔離措置を徹底させ、違反者を厳しく取り締まる。

4.食品などの生活必需品の流通を確保し、貧困世帯や生活弱者への支援に注意を払う。

5.COVID-19患者を中心とした病人の治療のために、医療施設の活動を保障し、市民の健康を守る。

会議の締めくくりとして、ホーチミン市共産党委員会のグエン・バン・ネン党書記は、社会隔離に関する首相指示16号が適用されてから16日が経過し、これまでにホーチミン市は多くの施策を実施し、多くの人を救済してきたが、まだ実施できていない施策も多くあり、救済できてない市民も多数存在すると指摘した。

「これは、ホーチミン市の政治システムの欠陥であり、各地方自治区リーダーたちの欠点でもあります。我々は、市民の皆さんに状況を理解して頂きたいと願っています」とネン書記話し、医療の人材と施設に過剰な負荷がかかっており、患者と死亡者数が増加しているとの見方を示した。

ネン書記はさらに、50日以上の社会隔離措置の適用により、ホーチミン市は、中央政府の関係省庁から様々な、指示、指導、支援を受けたと述べ、ホーチミン市を代表して中央政府、特に保健省と医療従事者への感謝の念を表明した。

ネン書記によれば、今後ホーチミン市は、患者の治療に注力しながら、規感染者数を抑制するために、首相指示16号をより厳格に適用する。
「市民の皆さんが社会隔離措置を厳格に実施して頂ければ、ホーチミン市は、感染者の発見、治療に専念することができます。皆さんのご協力によって、2週間後には新規感染者が発見されず、ホーチミン市が感染抑制に成功していることを強く望んでいます」とネン書記は述べた。

社会隔離措置の継続によって、低所得者層が更に影響を受けることを考慮し、ネン書記は、ホーチミン市人民委員会に対して、これらの人々への積極的な支援を継続するよう求めた。

「現在でも食料や衣料が不足している地域があるなら、それはその地域の管理者の責任です」とネン書記は指摘し、ホーチミン市は、社会隔離措置で直接影響を受けた32万人以上の市民に5000億VND近くの支援をしたと述べた。ホーチミン市では、困難な状況に陥っている世帯が早急に支援を受けられるように、迅速に支援金の支払いを実施するとしている。

出典:25/07/2021 VNEXPRESS
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