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ベトナム北部で強い雷雨、航空便に遅延リスク ノイバイ空港では到着便の受け入れ停止も

視界不良によりハノイ周辺を旋回する航空機群を示す図
(C)THANH NIEN

ベトナム北部で8月5日、広範囲にわたる強い雷雨が発生し、複数の空港で航空便の運航に大きな影響が出た。特にハノイのノイバイ国際空港では視程が運航基準を下回り、航空交通流の調整が繰り返されたほか、一時的に到着便の受け入れを停止する措置も取られた。

ベトナム航空交通管理総公社(VATM)によると、悪天候によって多くの航空便が上空で待機したり、運航計画を変更したりする状況となった。

ノイバイ空港で視程600~800メートルまで低下

ノイバイ空港では、8月5日午後2時44分から午後5時18分にかけて非常に強い雷雨が数時間にわたって続いた。

観測では視程が1kmを下回る状態が続き、最も悪化した時間帯には600~800メートルまで低下。空港の通常の運航基準を下回った。

さらに、離着陸経路の周辺を大規模な積乱雲が覆ったことで、航空機の離着陸にも大きな影響が生じた。

このためノイバイ空港では、航空交通流管理(ATFM)による航空便の調整が繰り返し実施され、到着便の受け入れを一時的に停止する措置も取られた。

航空需要が高い時間帯と悪天候が重なったことも、ノイバイ空港への影響を大きくした要因となった。

カットビ空港、ディエンビエン空港などでも視程悪化

ハイフォンのカットビ空港でも、昼から午後にかけて雨や雷雨が発生し、最低水平視程は600メートルまで低下した。

ディエンビエン空港では午後に強い雨が降り、視程は運航基準を下回り、最低約650メートルとなった。

一方、トー・スアン空港では中程度の雷雨が観測され、最低視程は3.5kmだった。

ビン空港とドンホイ空港では断続的な小雨が確認されたものの、視程は10km以上を維持した。

北部の広範囲で強い対流雲が発達

ノイバイ航空気象センター(AMOノイバイ)によると、今回の雷雨は、北部を通る低気圧の谷が南シナ海の台風3号「KUJIRA」につながっていることに加え、地表から高度約5,000メートルまで発達する低気圧性の渦の影響が重なったことが原因である。

複数の気象条件が相互作用したことで、積乱雲などの対流雲が急速に発達し、北部地域で雷雨の強度と影響範囲が拡大したと分析されている。

悪天候は8月7日まで続く可能性

航空気象当局によれば、今回の気象状況そのものは事前に予測できるものの、各空港への具体的な影響を正確に見極めるには継続的な監視が必要となる。

対流雲は発達や移動が速く、短時間で空港周辺の気象条件が大きく変化するためである。

今回の雷雨は、2026年の雨季にベトナム北部で発生した広範囲かつ強い雷雨の一つとされている。

気象状況は8月7日まで続く可能性があると予測されており、北部を発着する航空便では、今後も天候による遅延や運航計画の変更に注意が必要となる。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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