ホーチミン市は2026年9月1日から、家庭ごみの収集、運搬、処理に関する新たな料金体系を導入する。
8月18日にホーチミン市人民委員会が決定したもので、2027年6月30日まで適用される。旧ホーチミン市に加え、現在の市域に含まれる旧ビンズン省、旧バリア・ブンタウ省の地域も含め、市全域を8つの地域に分類して料金を設定する。
今回の改定では、2人以下の世帯と3人以上の世帯で料金を分ける新たな仕組みが導入される。
市全域を8地域に分類
新たな料金体系では、現在のホーチミン市を8つの地域グループに分類する。
第1グループは、旧ホーチミン市の各区および旧トゥードゥック市にあたる地域。第2グループは旧ホックモン、ニャーベー、カンゾー県の各コミューン、第3グループは旧クチ、ビンチャイン県の各コミューンとなる。
第4、第5グループは旧ビンズン省の地域、第6、第7グループは旧バリア・ブンタウ省の地域である。第8グループにはコンダオ特別区が含まれる。
行政区域の再編によって広域化したホーチミン市に合わせ、ごみ処理に関する料金体系も新たに整理された形だ。
2人以下の世帯は料金を引き下げ
今回の改定で特に注目されるのが、世帯人数によって料金を分ける点である。
第1グループでは、2人以下の世帯について、ごみ収集料金が月3万1,000VND、運搬料金が月1万1,000VNDとなり、合計は月4万2,000ドンとなる。いずれもVAT(付加価値税)は含まれていない。
3人以上の世帯は、収集料金が月6万1,000VND、運搬料金が月2万3,000VNDで、合計月8万4,000ドンとなる。
第2グループでは2人以下の世帯が月4万VND、3人以上が月8万VND。第3グループでは、それぞれ月3万8,000VND、月7万6,000VNDとなる。
旧料金と比較すると、今回の対象となる3地域では、2人以下の世帯の基本料金が50%引き下げられる。一方、3人以上の世帯については、基本料金に大きな変更はない。
小規模事業者はごみの排出量に応じて設定
一般家庭だけでなく、小規模なごみ排出事業者についても新たな料金が設定される。
月間のごみ排出量に応じて3段階の料金を設定し、地域によって収集料金は月3万8,000~18万2,000VND、運搬料金は月1万5,000~6万8,000VNDとなる。
さらに、各地域で設定される最大排出量を超える場合は、実際の排出量に応じて従量制で計算する。
この場合、収集料金は1キロ当たり453~486VND、運搬料金は147~180VNDとなる。
一般家庭への「処理料金」は当面徴収せず
なお、一般家庭や個人、小規模なごみ排出者については、9月1日から収集・運搬料金が適用される一方、ごみの処理料金は当面徴収されない。処理料金については、ホーチミン市人民委員会が今後、別途制度を変更・改定するまで徴収しないとしている。つまり、9月からすべての家庭が収集・運搬・処理の3項目すべてについて料金を支払うわけではない。
また、収集料金は1日1回の収集を前提としており、今回示された料金にはVATが含まれていない。
大規模排出事業者は実費ベースで算定
大規模なごみ排出事業者については、料金体系が異なる。
大規模排出者として管理される小規模排出者を含め、収集、運搬、処理にかかる実際の費用を適切に反映する「実費・全額負担」の考え方に基づいて料金を算定する。
ごみ処理料金は地域グループによって異なり、1キロ当たり398~498VNDに設定される。
広域化したホーチミン市でごみ処理制度も統一へ
今回の料金改定は、単なるごみ収集料金の変更にとどまらない。
2025年の行政区域再編によって、ホーチミン市は旧ホーチミン市、旧ビンズン省、旧バリア・ブンタウ省を含む広大な行政区域となった。今回の決定では、それぞれの地域で従来適用されていた料金制度を整理し、新たなホーチミン市として統一的な料金体系を設定する。
新料金は2026年9月1日から2027年6月30日まで適用される予定であり、今後、実際の運用状況やごみ処理コストの変化を踏まえて制度が見直される可能性もある。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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