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マーケッターの 独り言Vol.10
EC購入場所はShopeeがトップ!
成功キーワードは「スマホ」?

 今回は弊社のオンラインショッピング実態、2019年1月版(ハノイ・ホーチミン対象者331サンプル)をご紹介。まず「EC購入場所」の市場シェアはShopeeが45%(金額ベース・数量ベースともに45%)と半数近くとなりトップ。次いでTIKI(金額ベース:25%、数量ベース:27%)となった。Shopeeが王者となったのは、スマホアプリ発祥で、スマホ向けのスムーズな操作かつ収益体制を構築し、EC内の商品価格が安いことであろう。

「EC利用属性」としてはホーチミン市生活者の活用度が高く、ホーチミン市の男性が33%、女性が32%。次いでハノイ男性21%、ハノイ女性14%となった。ホーチミン市ではTIKIやLAZADAなどShopee以外の大手ECも力を入れていることや、今回のデータではFacebookなどのC to Cでの購入分は含まれていないことが影響していると思われる。

「ECでの支払方法」はキャッシュ(現金)が91%と圧倒的に高い。次いで、クレジットカード/デビットカードが6%、3番手がE-Walletの2%。クレジットカード/デビットカード利用者を細かく属性分析すると、ホーチミン市の女性が56%、男性41%とホーチミン市生活者が圧倒的だ。一方でE-Walletを細かく属性分析すると、ハノイ男性が39%とトップであった。ハノイ男性特有の機能的志向が如実に表れている。

「EC購入カテゴリー」では電機・家電が33%でトップ。2位の衣服・靴が15%。細かく属性分析してみると電機・家電の購入は男性が多く、ホーチミン市で46%、ハノイで36%の順。衣服・靴はハノイ女性34%、ホーチミン市男性31%、ホーチミン女性市21%の順であった。ホーチミン市男性の衣服を分析すると下着などの購入も多いとわかった。

根岸正実 Masami Negishi
INTAGE VN Managing Director。INTAGE Japanで海外調査担当後、INTAGE INDIAの支援に従事。その後INTAGE VNへ赴任して2015年11月から現職。講演や学会論文多数。MBA取得。レポートの詳細はWebサービスのSlideShareで「VIEVIEW」と検索。