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【交通】統合後のホーチミン市メトロ、1,000km規模に拡大へ

ホーチミン市メトロ1号線
(C)TUOI TRE

メトロ路線、広域行政再編にあわせ再設計

ビンズン省とバリア・ブンタウ省のホーチミン市への統合を受けて、都市鉄道(メトロ)の総延長が約1,000kmに達する見通しとなった。都市建設局は都市鉄道管理委員会に対し、新たなメトロ展開モデルと将来ビジョンに基づくメトロ路線の全体的な再調整を求めている。

この再調整には、駅や車両基地(デポ)の配置、開発エリア(TOD)のゾーニング、さらには都市地下空間の計画まで含まれる見込みである。

2空港を結ぶ鉄道整備案も検討

建設省は2025年3月、タンソンニャット国際空港とロンタイン国際空港をメトロで結ぶ「トゥーティエム‐ロンタイン」路線について、ホーチミン市人民委員会が主管機関となるよう提案した。現在、関連省庁の意見を取りまとめ中である。

この構想では、タンソンニャット国際空港を起点に、市中心部からロンタイン空港までを鉄道で結ぶルートとして、既存のメトロ2号線、4号線、6号線や新路線の可能性も含めたルート選定が進められている。首相の指示に基づき、最短・最速かつ最も効率的な接続ルートが求められている。

メトロ全体計画:既存と統合後のスケール

ホーチミン市では、既に12路線・510kmのメトロ計画があり、2035年までに7路線・355kmを優先整備する方針だ。さらに、トゥーティエム‐ロンタイン線やカンゾーへの接続路線は民間投資での早期着手が予定されている。

また、ビンズン省では12路線・約305km、バリア・ブンタウ省では3路線・125kmが計画済みであり、これらを加えた統合後の新生ホーチミン市の都市鉄道網は、合計約1,000kmに達する。これは国家鉄道網とは別に地方自治体が主体的に整備するインフラとなる。

ビンズン省側、メトロ1号線の早期着工を要請

このうち、ビンズン省側ではメトロ1号線(スイティエン~ビンズン・ニューシティ)間の整備を最優先とし、総延長約29km、総投資額46,7250億ドン(約2,800億円)の計画を国家評価評議会に提出している。

ビンズン省人民委員会は、行政統合を待たずに早期着工すべきと主張しており、「投資機会の喪失を避け、南部経済圏の背骨となるインフラ整備を推進する必要がある」と述べている。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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