クアンニン省ハロン市にあるビーチバー「Bistro Fou Beach」で、作業中の高校生2人が感電死するという痛ましい事故が発生した。市当局は、当該施設がこれまでにも複数回にわたって法令違反を繰り返していたと発表している。
ハロン市人民委員会の発表によると、事故は6月25日午前0時50分頃に発生。バーのメインステージ前の水槽を清掃していたスタッフ5人が感電し、そのうち高校2年生のT.Q.T さんとT.D.Hさんの2人がその場で死亡した。残る3人は意識を取り戻し、バイチャイ病院に搬送された。
警察に通報があったのは、事故発生から約1時間半後の午前2時30分ごろで、事故現場の責任者とされるグエン・ドゥック・レ氏(39歳)が通報した。電源はすぐに遮断され、救急隊が30分にわたり心肺蘇生を試みたが、2人はすでに死亡していた。
当該バー「Bistro Fou Beach」はこれまでも繰り返し行政処分を受けていた。2024年5月には違法に「笑気ガス」を提供したとして警察の摘発を受け、翌月にはわいせつなショーの実施により行政罰5,000万ドン(約27万円)が科されている。
今回の事故は、夏休み中の未成年労働者の安全確保と、海辺のナイトスポットに対する監督体制の不備を浮き彫りにした。関係機関は引き続き、事故原因の調査と再発防止策の徹底に努めるとしている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN
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