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ハノイ中心部でEV化の兆しも ガソリン車が依然9割超

ハノイ市内を走行するバイク
(C)THANH NIEN

ハノイ中心部で電動バイクが増加の兆し

ハノイ市人民評議会の都市問題委員会はこのほど、環状1号線内の9街区における駐車場整備とグリーン交通への移行状況に関する調査結果を公表した。

調査対象となったのは、

  • バーディン
  • クアナム
  • ザンボー
  • ハイバーチュン
  • ホアンキエム
  • ゴックハー
  • オーチョズア
  • タイホー
  • バンミエウ・クオックトゥザム

の各街区である。

報告によれば、中心部では依然としてガソリンバイクが圧倒的多数を占める一方、ホアンキエム街区やタイホー街区などでは電動バイクが徐々に増加し始めているという。

ガソリン車が依然9割超

9街区のバイク保有台数は、街区ごとに約1,700台から8万5,000台超まで大きな差がある。

最も多いのはホアンキエム街区の約8万9,000台で、次いでタイホー街区の約8万1,000台、ザンボー街区が約6万7,000台、ゴックハー街区が約6万5,000台などとなっている。

燃料種別では、ガソリンバイクが全街区で94~97%を占め、依然として主流である。

一方、電動バイクはすべての地域で確認されたものの、台数は各街区で約1,000~3,500台程度にとどまり、比率は3~6%程度となっている。

電気自動車も増加は限定的

自動車についても、ガソリン車が75~80%超を占めている。

ディーゼル車も15~40%超の割合を占めており、特にクアナム街区ではディーゼル車比率が高いという。

電気自動車(EV)は一部で普及が始まっているが、比率は全体の2~6%程度にとどまる。ハイブリッド車はほぼ普及していない状況である。

EV普及進まぬ背景に充電インフラ不足

都市委員会は、ガソリンバイク依存が続く理由として、

  • 強力な購入支援策不足
  • 充電インフラ未整備
  • EV向け電気料金優遇制度の欠如
  • 公共交通利用率の低さ

を挙げている。

現在、公共交通利用率は19.5%にとどまり、多くの市民が利便性や柔軟性からガソリンバイクを利用しているという。

これを受け、委員会はハノイ市人民委員会に対し、

  • グリーン車両向け税優遇
  • 登録費用軽減
  • ナンバープレート発行優遇

などの支援策を早急に導入するよう提言した。

2026年からガソリンバイク規制試行へ

ハノイ市は現在、「環状1号線低排出区域計画」を準備している。

計画案によれば、2026年7月1日から12月31日まで、ホアンキエム街区中心部の11路線でガソリンバイク通行規制を試験導入する予定である。

対象道路は、

  • チャンティエン通り
  • ハンカイ通り
  • レタイトー通り
  • ハンダオ通り
  • ハンガン通り
  • ハンブオム通り
  • マーマイ通り
  • ハンバック通り
  • ハンマム通り
  • グエンフーフアン通り
  • リータイトー通り

など。

規制時間は、

  • 金曜日18時~24時
  • 土日6時~24時

となる見通しである。

さらに、2027年にはホアンキエム・クアナム両街区へ拡大し、2028~2029年には環状1号線全域へ低排出区域を広げる計画だ。

ハノイの個人車両は800万台超

統計によれば、ハノイ市内の個人交通車両は現在800万台超に達している。

内訳は、

  • 自動車:約110万台
  • バイク:約690万台

で、このうち環状1号線内だけでも45万台以上のバイクが走行している。

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