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ベトナム国内の輸送手段について|重量・大型貨物はどう運ぶのか|通関・物流の豆知識 Vol.11

NSPG Logistics and Engineeringの高野社長

 重量・大型貨物の定義は、状況によりとらえ方が異なると思います。宅配便であれば数百㎏でも重量物と表現されることもあると思います。一方で、トレーラー輸送の観点で考えれば、箱型の一般的なコンテナのサイズや重量制限を超過し、積載できない貨物を意味すると言えるでしょう。

 重量物ではあるが道路輸送上の制限サイズを超えないような貨物は、トレーラーの軸数を増やしてタイヤの接地面にかかる荷重を分散することで、道路条件に対応します。その際は、可能な限り橋梁を通過しないルートを選定します。

 一方で、物理的に陸送ができないサイズの大型貨物は、道路上の障害物となるものを撤去して復元するか、予め納入先までの配送ルートを考慮し、貨物自体を出荷前に分割するかを選択する必要があります。しかし、道路上の障害物の撤去・復旧はハードルが高いので、貨物の分割をお願いすることが多いです。

 配送先がホーチミン市近郊の場合は河川輸送も利用可能であり、ホーチミン港で外航船から別に手配した台船などに積み替え、配送先近くの河川港で水切りし、残りの最短距離のみトレーラーで陸送することで、輸送が可能になることがあります。

 重量・大型貨物の場合は、配送ルートによって受ける制限は様々であり、市街地を通らざるを得ないルートでは制限が増え、幹線道路から直接工業団地に接続するようなルートでは制限は少ない傾向があります。

 輸送対象物の設計の段階から輸送ルートを考慮して、一体での輸送が可能か、分割が必要かなどの事前の検討が重要になります。

著者紹介

高野 純平 Jumpei Takano
NSPG Logistics and Engineering代表取締役。日本、中国、タイで機械設備の輸送、通関、据付に約15年間従事。2020年1月にNSPGを創業し、主にベトナムでの機械と設備関連の通関、輸送、据付サービスを提供。

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