今回は国内輸送について少しお話をさせていただきます。国内輸送は、宅配便のような小口配送から100tを超えるような重量輸送まで様々ですが、ここではコンテナ輸送について紹介します。
ベトナムはご存じの通り、南北に細長い地形になっています。そのため、北部、中部、南部を結ぶ輸送手段は、「内航コンテナ船」と呼ばれる海上輸送が広く利用されています。
内航船の主要港はホーチミン市、ダナン、ハイフォンになり、それぞれの海上輸送期間の目安はホーチミン市からダナンで約3日間、ホーチミン市からハイフォンで約5日間ほどです。
ただし、この輸送では海上コンテナを使用するため、貨物の積込みから目的地での荷下ろし完了まで、前後でそれぞれ海上輸送以外の作業が必要となります。これらを含めた実際の輸送日数は、ダナンまで約5日間、ハイフォン(ハノイ)まで約7日間程度となります。
コンテナをトレーラーで輸送した場合はホーチミン市からハノイまで3日程度で到着しますので、輸送時間では陸送の方が有利です。ただ、コンテナ船は1回の航海で大量のコンテナを運べますので、輸送料金が相対的に安価になり、時間に余裕のある輸送では一般的に海上輸送が選択されます。
一方で、ホーチミン市に住んでいると、コンテナを積載した船を河川で見かけることが良くあると思います。その多くは外航船向けの輸出入用コンテナになり、こうした船はホーチミン市のCat Lai港やCai Mep港等の主要港と、近隣の小規模な河川港を行き来しています。
次回は大型貨物についてお話したいと思います。
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高野 純平 Jumpei Takano
NSPG Logistics and Engineering代表取締役。日本、中国、タイで機械設備の輸送、通関、据付に約15年間従事。2020年1月にNSPGを創業し、主にベトナムでの機械と設備関連の通関、輸送、据付サービスを提供。