ベトナム南部で建設が進むロンタイン国際空港で、2026年末の開業に向けた人材確保が本格化している。空港関連の採用委員会は8月11日、一般労働者を含む複数職種の募集を発表した。
一般労働者の月給は1300万VND以上とされ、社会保険や健康保険、失業保険などの福利厚生も用意される。ロンタイン空港では第1期の開業に向け、約1万4000人規模の人材が必要になる見通しである。
一般労働者は月給1300万VND以上
今回の募集では、投資担当者のほか、車両・地上支援機器の運転・操作、技術設備の保守・修理、建物の保守・修理、技術設備の運転、駐機場の点検・監督、滑走路周辺の清掃、施設清掃、料金徴収、医療など、空港運営を支える幅広い職種が対象となった。
一般労働者については、月給1300万VND以上が提示されている。一方、その他の募集職種については月給1600万VND以上とされ、賞与などを含めた収入面でも魅力のある待遇を掲げている。
勤務先はロンタイン空港で、フルタイム勤務となる。勤務形態は日勤のほかシフト勤務があり、労働時間は週48時間を超えないとしている。
社会保険や職業訓練も提供
採用された従業員には、現行法に基づく社会保険、健康保険、失業保険などの福利厚生が提供される。
また、担当する職種に応じた研修を実施し、業務に必要な技能の習得やキャリア形成を支援する方針である。
応募者はベトナム国籍を有し、職種に応じて30歳または35歳以下であることなどが求められる。健康状態や経歴、人格面などについても一定の基準が設けられている。
今回の募集では、応募書類を8月22日まで受け付け、ロンタイン空港事務所への直接提出または書留による郵送が案内された。
2026年末の開業に向け工事が最終段階へ
ロンタイン国際空港は、ドンナイ省に位置する総面積約5000ヘクタールの大規模空港プロジェクトである。
国会は2015年6月に投資方針を承認し、最終的には年間1億人の旅客と500万トンの貨物を取り扱う空港として、3段階で整備する計画となっている。
第1期では、管制塔、全長4000メートル・幅75メートルの滑走路1本、年間2500万人の旅客と120万トンの貨物を処理できる旅客ターミナルなどを整備する。第1期の総投資額は9900兆VNDを超える規模となる。
その後、ベトナム空港総公社(ACV)は第1期の段階から2本目の滑走路を整備することを提案し、中央政府の承認を得て建設を進めている。
第1期の工事は完成に近づいており、2026年末の運用開始が予定されている。
開業に向け約1万4000人を確保
空港運営を担うACVによると、第1期の運用開始に向けて、ロンタイン空港では約1万4000人の人材が必要となる。
内訳は、空港運営分野が2961人、航空管制分野が881人、航空輸送分野が828人、航空サービス分野が8909人、航空港湾管理分野が190人となっている。
さらに、10の直接雇用分野で約1544人を採用する必要があるという。
今回の一般労働者を含む採用は、こうした大規模な人材需要に対応する取り組みの一環である。
ロンタイン空港は、ベトナム最大級のインフラプロジェクトの一つであり、開業後はホーチミン市を中心とする南部経済圏の航空輸送能力を大きく高めることが期待されている。
2026年末の運用開始に向けて、施設整備だけでなく、空港を実際に運営するための人材確保も最終段階に入っている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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