ニャッタン橋で交通安全対策を強化
ベトナム・ハノイ市交通警察は9月1日、ハノイ市建設局など関係機関とともにニャッタン橋の現地調査を実施した。
今回の調査では、橋の交通インフラを見直し、これまで発生してきた多重事故を防止するとともに、交通安全を確保するための新たな対策について協議した。
ニャッタン橋はハノイ中心部と郊外、北部方面の国道を結ぶ主要幹線道路であり、ノイバイ国際空港へ向かう重要なルートでもある。そのため、日常的に交通量が多い。
速度超過や車間距離不足が事故原因に
ハノイ市警察によると、ニャッタン橋ではこれまで多重事故がたびたび発生している。
事故の背景には、ドライバーの前方確認不足に加え、速度超過や安全な車間距離を維持しない運転などがあるという。
こうした事故を未然に防ぐため、関係機関は橋の交通状況と道路インフラを総合的に検証し、交通規制の見直しを進める。
車線ごとの速度規制や車間距離の表示を見直し
今回の調査を踏まえ、ニャッタン橋では交通安全設備の追加や交通規制の変更が予定されている。
具体的には、
- 安全な車間距離を知らせる警告標識の追加
- 車線ごとの速度規制の見直し
- 反射材などの安全設備の追加
- 道路上の区画線の再塗装
などを実施する。
関係機関は9月中にも、ニャッタン橋周辺の交通運用を新たな方式へ切り替える予定である。
新たな交通規制の導入後は、交通警察による巡回・監視を強化するとともに、ドライバーへの周知や交通ルールの指導も行う。
AIカメラで速度違反や車間距離違反を検知
さらに、今回の対策で注目されるのがAIを活用したスマート監視カメラである。
ハノイ市警察は今後、ニャッタン橋に設置されたAIカメラを最大限活用し、速度超過や安全な車間距離を維持していない車両を検知する方針だ。
カメラで記録された違反については、現場で停止させるのではなく、後から違反車両を特定して処分する「遠隔摘発」と呼ばれる方式も活用する。
これにより、交通警察がすべての違反車両をその場で取り締まることなく、カメラによる継続的な監視が可能となる。
市民から提供された映像も活用
交通警察はAIカメラだけでなく、移動式のパトロールも強化する。
さらに、市民から提供された交通違反の動画や写真についても積極的に受け付け、内容を確認したうえで違反者を処分する方針である。
交通警察は、新たな交通規制を運用する中で、市民から寄せられた意見も取り入れ、必要に応じて交通運用を調整するとしている。
他の大型橋にも拡大する可能性
ハノイ市警察は、ニャッタン橋での取り組みの結果を検証したうえで、同様の交通規制や監視体制を他の大型橋にも拡大する可能性を示している。
対象として挙げられているのは、タンロン橋、ビンチュイ橋、タインチ橋などである。
ハノイでは今後、AIカメラを活用した交通違反の検知と後日処分が、大型橋を中心にさらに広がる可能性がある。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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