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ベトナムニュース【インフラ】チン首相:立ち退き条件は現状と同等以上が必要

(C) VNEXPRESS

ファン・ミン・チン首相は、土地の立ち退きを進めるために、住民の移転先住居のインフラ、医療、教育条件を現在の居住地と同等かそれ以上にすべきだと言及した。

11月27日に国道50号線(ホーチミン市ビンチャン県)拡張・改修工事プロジェクトを視察したファン・ミン・チン首相は上記のように発言した。このプロジェクトは、ホーチミン市の重要プロジェクトの1つとされ、ホーチミン市と中央政府から総額1兆5000億VNDが投資されている。

プロジェクトの全長は約7㎞で、道幅を7.5mから34mに拡張し、片側3車線の6車線とする。このうち4㎞は、国道50号線と並行して新しい道路を建設し、その他の部分は既存の道路を拡張させる。このプロジェクトの範囲にはプロジェクトの影響を受ける729世帯の住宅があり、15年前にビンチャン区によって立ち退き補償の対象に指定された。現在、土地の立ち退きは80%まで進み、今年末には90%に達する見込みだ。

このプロジェクトは土地の接収が完了に近づいており、他のいくつかのプロジェクトに比べれば順調と言えるが、それでも土地の立ち退きは非常に難しい問題である。そのため、チン首相は、ホーチミン市に対して立ち退き対象の住民に特別な配慮を求めた。「移転先で自立できないと考える住民を迅速に支援するために整理が必要です。移転先の地域に良質なインフラ、サービス、医療、教育が整っていてはじめて住民は移転できるのです。」とチン首相は話し、交通、電気、水道などのインフラが整った移転先を早急に整えるよう指示した。

ホーチミン市交通建設プロジェクト管理委員会(TCIP)のルーン・ミン・フック委員長は、12月29日までにプロジェクトの4つの建設パッケージを先に開始すると述べた。残りのパッケージについては、現在コンサルタントが書類を準備しており、来年以降建設が開始される予定だ。全体のプロジェクトは2024年中に完成予定で、完成すればベンルック-ロンタイン高速道路とつながって南部の玄関口を開くことになる。国道50号線の拡張は、ダイフック廃棄物処理場に通じる道路の渋滞や事故の減少にもつながると期待されている。

27日の朝、国道50号線とベンルック-ロンタイン高速道路のジャンクションで、チン首相は、投資家から入札パッケージの進捗状況と資本金の問題について報告を受けた。この日、チン首相は、ビンチャン県にあるビンフン排水処理場の拡張プロジェクトも同時に視察した。

ビンフン排水処理場プロジェクトに関して、チン首相は投資家のTCIPに対して第2フェーズの進捗状況と品質を保証し、第3フェースの準備を進めるよう要請した。これは、ホーチミン市の水質改善プロジェクトの6つのパッケージのうちの一つで日本の円借款を含めた総投資額は11兆3000億VNDとなっている。

このプロジェクトは、既存の排水処理プラントの処理能力を14万1000㎥/日から46万9000㎥/日にアップグレードし、ホーチミン市4区、5区、6区、8区、10区、11区の約200万人の生活排水の処理をおこなうものだ。また、このプロジェクトは市内を流れる複数の運河の水質汚染問題の解決にも役立つと期待されている。現在、このプロジェクトは98%が完了しており、来年4月30日に完成が予定されている。

11月27日の午後、チン首相はホーチミン市人民委員会と社会経済の発展、公共投資の支出、重要プロジェクトの進捗状況についての協議をおこなった。チン首相がホーチミン市を視察と協議のために訪れるのは、この3ヶ月で2回目となる。26日にチン首相は、政治局の議定24号に従い、ベトナム東南部地域の発展について、関係省庁とワーキングセッションを主催していた。

出典:27/11/2022 VNEXPRESS
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