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ベトナムとフィリピン、安全保障・海洋協力を強化へ 戦略的パートナーシップを深化

フィリピン国家安全保障会議のエドゥアルド・SL・オバン・ジュニア顧問とベトナムのトー・ラム書記長兼国家主席
(C)THANH NIEN

ベトナムとフィリピンが、安全保障や海洋分野を中心とする協力関係の強化に乗り出している。

8月20日、ベトナムのトー・ラム書記長兼国家主席は、フィリピン国家安全保障会議のエドゥアルド・SL・オバン・ジュニア顧問率いる高級代表団と会談した。代表団はベトナムを訪問し、関係強化に向けた協議を行っている。

フィリピン「ベトナムは重要なパートナー」

トー・ラム書記長兼国家主席は、ベトナムにとってフィリピンは友好的な近隣国であり、ASEAN加盟国として地域の平和と安定、国際法の尊重に強くコミットする重要なパートナーであると強調した。

これに対しオバン顧問は、今回の訪問は両国が「強化された戦略的パートナーシップ」を具体的に進展させるうえで重要な意味を持つと指摘した。

そのうえで、フィリピンにとってベトナムは東南アジアにおける最重要パートナーの一つだとし、両国の協力をより実質的かつ効果的なものへ発展させたいとの考えを示した。

安全保障分野で協力を拡大

両国を取り巻く国際・地域情勢が複雑化する中、トー・ラム国家主席は政治的な相互信頼をさらに強化するとともに、各分野での協力を拡大する必要性を指摘した。

具体的には、首脳級を含む各レベルの相互訪問や協議を活発化させるほか、既存の協力枠組みを活用し、「強化された戦略的パートナーシップ」の実施に向けた行動計画の締結を促進する方針である。

また、地域・国際情勢に関する戦略的な問題について、両国間の協議や意見交換も強化する。

安全保障分野では、海難救助や救難活動、科学技術の活用など、具体的な協力分野を拡大する。

さらに、国境を越える犯罪、気候変動、水資源、エネルギー、食料安全保障など、従来型の安全保障だけでは対応できない課題についても連携を深める考えである。

南シナ海問題でも連携

両国の協力において重要な位置を占めるのが、南シナ海をめぐる問題である。

トー・ラム国家主席は、両国が南シナ海で共通の利益を持つ問題について、立場や見解を引き続き調整し、地域の平和と安定に貢献するよう求めた。

また、ベトナムはフィリピンがASEANの枠組みで進める海洋協力の取り組みに積極的に参加・貢献し、支援する用意があると表明した。

両国は、国際法および1982年の国連海洋法条約(UNCLOS)に沿った、実効性があり実質的な南シナ海行動規範(COC)の策定を目指す方針でも一致している。

ASEANを通じた地域協力も強化

オバン顧問は、フィリピンとベトナムは地域の平和と安定を維持・強化するため、対話と協議を進めることについて多くの共通利益を有していると述べた。

また、両国間および地域における意見の相違や紛争についても、国際法とUNCLOS 1982に基づき、平和的な手段によって解決することが重要だとの認識を示した。

オバン顧問は自身の立場から、両国首脳間で確認された合意やコミットメントに基づき、強化された戦略的パートナーシップをより実質的かつ効果的なものへ発展させるため、あらゆる分野で取り組んでいく考えを表明した。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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