マニラで国賓歓迎式典を開催
6月1日朝、フィリピンの首都マニラにある大統領府で、フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領夫妻主催による歓迎式典が行われ、ベトナムのトー・ラム国家主席夫妻とベトナム政府高官代表団を迎えた。
今回の訪問は5月31日から6月1日にかけて実施された国賓訪問の一環である。
トー・ラム国家主席夫妻を乗せた車列が大統領府に到着すると、マルコス大統領夫妻が車寄せで直接出迎えた。
両首脳は儀仗台に上がり、両国国歌の演奏が行われたほか、歓迎を示す21発の礼砲が発射された。
その後、マルコス大統領の案内でトー・ラム国家主席は儀仗隊を閲兵し、両国の高官代表団を紹介し合った。
首脳会談と協力文書署名へ
歓迎式典終了後、両首脳夫妻は大統領府内の記念簿記帳室へ移動した。
トー・ラム国家主席は記念簿において、大統領府を訪問できたことへの喜びを表明するとともに、フィリピンの長い歴史と文化、そして国民の繁栄への志に深い感銘を受けたと記した。
また、今回の訪問で確認される両国の共通認識が、ベトナムとフィリピンの友好関係を新たな段階へ押し上げ、両国民に具体的な利益をもたらすとともに、地域と世界の平和・安定・発展にも貢献するとの期待を示した。
この後、両首脳は高官代表団を率いて正式会談を実施し、協力文書の交換式や共同記者会見にも臨んだ。
国交50周年を前に関係強化を確認
ベトナムとフィリピンはともに東南アジアの重要な国家であり、地域の平和や安定、協力と発展に関して多くの戦略的利益を共有している。
両国は1976年に外交関係を樹立して以来、政治、経済、安全保障など幅広い分野で協力関係を発展させてきた。
今回のトー・ラム書記長兼国家主席の訪問は、同氏にとって初めてのフィリピン訪問であり、両国が外交関係樹立50周年を迎えようとしている時期に実現した。
さらに、フィリピンが2026年のASEAN議長国を務めるタイミングでもあり、地域協力の観点からも重要な意味を持つ訪問と位置付けられている。
新たな段階の戦略的パートナーシップへ
両国首脳は今回の会談を通じて、ベトナム・フィリピン戦略的パートナーシップをより実質的かつ効果的なものへ発展させるための方向性について幅広く協議した。
国交50周年を控える中、両国は政治的信頼の強化に加え、経済、安全保障、海洋協力、人的交流など多方面での連携拡大を目指している。
今回の国賓訪問は、両国関係を新たな発展段階へ引き上げる重要な外交機会となった。



















