ホーチミン市ビンタン区で発生した交通死亡事故について、31歳の男性運転手が飲酒後に車を運転し、事故後に逃走していたことが明らかとなった。
ホーチミン市警察は6月16日夜、ビンタン区で母娘2人が死亡した交通事故の運転手であるグエン・バオ・ホアン容疑者(31歳)から事情を聴取し、事故原因の特定を進めている。
警察によると、ホアン容疑者はこの事故に使用された車両をホーチミン市在住のL.H.T.氏から購入し、一定期間使用していたという。
事故当日の15日午後、ホアン容疑者は友人らとビンタン区の環状線沿いにある飲食店で飲酒を伴う会食をしていた。その後、ホアン容疑者は午後6時10分頃、1人で車を運転して現場を出発し、飲食店から約3km離れたキン・ズオン・ヴォン通りで交通死亡事故を起こした。
この事故では、ガードレールを突き破った車両がバイク専用レーンへと突っ込み、多数の通行人を巻き込んで暴走。最終的に歩道へ突進し、バイク1台を車体下に巻き込んで停車した。この事故により、N.T.T.さん(50歳)とその母親が即死、さらに1人の男性が負傷した。
目撃者の証言によれば事故直後、運転していたとみられる人物が現場からバイクに乗せられて逃走している。ホアン容疑者は事故後にパニックを起こし、知人に連絡して知人宅を経由しビンタン区内のスーパーマーケットから車でホーチミン市を離れてドンタップ省に向かったと証言している。
最終的に家族の説得により、ホアン容疑者は地元警察に出頭することを決めた。ホーチミン市警察は同日中に身柄を確保してホアン容疑者を市内へ移送した。
薬物検査では陰性反応が出たものの、アルコール検査については血液検査の結果を待っている段階である。警察は現在、事故原因および逃走経緯の詳細を引き続き調査中である。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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