足元に埋め込み式の信号 視認性と安全性を向上
ホーチミン市中心部で試験的に導入された「歩行者用足元信号(地面埋込型の警告灯)」が市民から好評を得ていることを受けて、ホーチミン市建設局は今後の設置エリア拡大を検討している。
この試験導入は2024年6月初め、ホーチミン市建設局が関係機関と連携して1区ベンゲー街区のトンドゥックタン通りの横断歩道に設置したもの。歩行者が横断ボタンを押すと、歩道に埋め込まれた赤・青2色のLED信号が点灯し、横断の可否を足元で確認できる。
雨天や夜間の横断がより安全に
ホーチミン市建設局によると、これまで歩行者の安全確保のために赤白の縞模様や道路高の変更、標識追加など様々な施策が講じられてきた。しかしながら、車両に視界を遮られる、視力の問題、雨天時の視界不良などにより、信号の視認が困難な場面もあった。
新たな足元信号は、立っている場所で視認できるため、歩行者にとって信号の把握が容易になり、安全性と横断時の安心感が高まっている。
ホーチミン市建設局の評価では、5月末からの試験運用を通じてこのモデルは視認性・安全性ともに効果が高く、特に夜間や天候の悪い日には明らかに利便性が向上したとしている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN
ベトナムの信号関連ニュース
【交通】カウントダウン式信号機の拡充を求める声
【法律】赤信号時の右折標識を設置へ
【交通】渋滞緩和に移動式の鉄柵を設置