熟練工・機械オペレーター不足が顕著
ホーチミン市において、機械オペレーターや熟練工の人材不足が深刻化している。
ホーチミン市雇用サービスセンター(内務局所管)が公表した2026年3月の労働市場報告によると、企業は同分野で1万966人の採用需要がある一方、求職者は1,521人にとどまり、需要の約1割強しか満たせていない状況である。
同月の全体では、求職者数が2万850人であるのに対し、企業の求人は4万798件に達しており、雇用機会自体は豊富であることが確認されている。
技能ミスマッチが拡大
統計からは、単なる人数不足ではなく、技能レベルのミスマッチが問題となっていることが浮き彫りとなった。
同センターのグエン・ヴァン・ハン・トゥック所長は、企業側の要求水準と求職者の実際の能力との乖離が拡大していると指摘する。
「企業の厳しい要求と、現有の労働供給が持つ実務能力との間にギャップが存在しており、労働市場におけるスキルの不均衡が拡大している」
この状況は、技能向上や再教育の必要性を強く示しているとされる。
単純労働は依然として供給優位
一方で、単純労働分野では比較的バランスが取れている。
同分野では8,832件の求人に対し6,582人が求職しており、一定の需給が成立している。都市部の産業構造上、単純労働は依然として大きな割合を占めている。
職種別で見る需給の偏り
職種別では、営業・販売分野の需要が高く、3,603件の求人に対し1,792人が求職している。
一方で、人事・行政・法務・事務職では逆に供給過多となっており、2,571人の求職者に対し求人は718件にとどまった。
賃金・待遇改善で人材確保へ
今後について同センターは、2026年第2四半期に向けて、企業が賃金や待遇の見直しを進める可能性を指摘する。
特に単純労働および技術労働者に対しては、人材確保のための条件改善が進む見通しである。また、生産・機械運用分野における人材需要は今後も高水準で推移すると予測されている。
就職支援も継続
2026年1~3月にかけて、同センターは43回の就職マッチングイベントを実施し、11万3,606人に対して相談・紹介を行った。このうち7,404人が就職紹介を受け、2,313人が実際に就業に至っている。
さらに、4月14日には同センターおよび失業保険受付拠点において、追加の就職フェアが開催される予定である。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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