ホーチミン市保健局は8月1~15日、医薬品・化粧品分野で法令違反が確認された16事業者に対し、総額4億1,575万VNDの行政処分を科したと発表した。
薬局では、処方箋なしでの処方薬販売や医薬品の保管管理に関する違反などが確認されたほか、化粧品事業者では、製品の成分や表示内容が届け出と一致していないケースなどが見つかった。
薬局で処方箋なしの医薬品販売
今回処分された16事業者のうち、複数の薬局で医薬品の小売販売に関する違反が確認された。
ビンフンホア街区のミーチャウ 9薬局は、処方箋が必要な医薬品を処方箋なしで販売したとして3,250万VNDの罰金を科された。
また、フーラム地区のフーキェウ薬局も同様の違反により1,500万VNDの罰金となった。
薬局による処方薬の販売では、適切な処方箋の確認などが求められている。今回の処分では、こうした基本的な販売管理に関する違反が複数確認された。
アンカン薬局では複数の違反
複数の違反が同時に確認されたケースもある。
ホーチミン市バンコー街区にあるアンカン薬局には、6,800万VNDの罰金が科された。
同薬局では、
- 医薬品の保管条件が適切でなかった
- 医薬品の管理・追跡に必要な情報システムの要件を満たしていなかった
- 処方箋なしで処方薬を販売していた
など、複数の違反が確認された。
ファーマシティの店舗は2カ月営業停止
一方、タンソンニャット街区のファーマシティ725店には800万VNDの罰金が科された。
同店舗は、施設の位置変更や拡張、改修を行ったにもかかわらず、規定に基づく報告を行っていなかった。
また、罰金に加えて2カ月間の営業停止処分も科された。
このほかにも、薬局の営業中に薬剤師としての専門責任者が不在だったケースや、商品・サービスの価格を適切に表示していなかったケースなどが確認されている。
化粧品では「医薬品」と誤認させる表示も
化粧品分野では、Muse Medicalが今回の処分で最も高額となる1億4,000万VNDの罰金を科された。
同社については、商品の情報提供、マーケティング、相談・説明などを通じて、消費者が化粧品を医薬品と誤認する可能性のある表示・販売行為が確認された。
さらに、販売していた化粧品の成分構成が、当局に届け出た製品情報と一致していなかった。
ホーチミン市保健局は同社に対し、違反製品の対象ロットを回収・廃棄するとともに、化粧品の製品届出受理番号を返納するよう命じた。
Maricoにも1.1億VNDの罰金
Marico South East Asiaも、化粧品に関する違反で1億1,000万VNDの罰金を科された。
同社は、製品届出書類に記載した成分内容が正確ではなかったほか、届出内容と異なる成分構成で2種類の化粧品を製造したと認定された。
同社についても、違反製品の回収・廃棄と、関連する化粧品の製品届出受理番号の返納が命じられた。
医薬品・化粧品の販売管理を厳格化
今回の処分では、薬局における処方薬の販売管理だけでなく、医薬品の保管、薬局の施設管理、薬剤師の配置、価格表示など、幅広い分野で違反が確認された。
また、化粧品についても、製品届出時の成分と実際の製品が一致しているか、消費者に誤解を与える表示が行われていないかが厳しく確認されている。
ホーチミン市では医薬品・化粧品市場が拡大する一方、販売・製造事業者には適切な商品管理と法令順守が求められている。今回の一連の処分は、薬局や化粧品事業者に対する当局の監視が引き続き強化されていることを示すものとなった。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN



















