建築作業の効率化、スピードアップ、経費削減を実現させた「プレエンジニアリング鉄骨構造」。Pebsteelはこの革命的な分野のパイオニアであり、数々の実績を確立してきた世界企業である。
プレエンジニア鉄骨構造
業界をリードしてきた理由
ベトナムはASEANの中で最も建設業界の成長率が高い国の1つであり、特にプレエンジニアリングの成長が著しい。非住宅案件や工業団地の開発が進んでいるため、コスト競争力が高く、工期が短く、様々なメリットがあるプレエンジニア鉄骨構造物の需要が急激に高まっているのだ。
ただ、プレエンジニアリング鉄骨構造には多くのメリットがあっても、厳しくなる市場の要求を全て満たすことは簡単ではない。特にソリューションパッケージで提供できている企業はほとんどない。なぜなら複雑な性質を持つ超大型案件において、設計、製造、加工、施工まで一貫して対応するには特殊な技術力が必要となるからだ。
この業界で28年の実績を持つPebsteelはその数少ない企業であり、東南アジア、中東、アフリカなどの巨大市場を開拓するために世界各国で駐在事務所を設立している。そして、経験豊富な人材による設計アイデアの提供、鉄骨フレームの製造、環境に配慮した資材の使用から高品質な建造物の施工までを、顧客単位のソリューションパッケージとして提供している。
最大幅180mの中央無柱トラス・フレーム（Clear Span）と最大300tまでのクレーンシステムと組み合わせるのはもちろん、最大150mのシームレス屋根（PebSeam128）や高い耐荷重性とスパン性能を持つ壁板（Pebwall）によって、大規模かつ現代的な建築物と高い実用性を生み出している。
さらに、Pebsteelは、高層商業ビル用の構造鉄骨、耐食性、漏水防止、耐変色性、グリーンビルディング、熱反射性、耐火性、断熱・防音、換気システムなど様々な関連サービスも提供している。
各国からの工場移転が加速
超大型プロジェクトの実例
特にグローバル企業が工場を東南アジア諸国に移転していく中で、各国政府は速やかに景気回復支援策を承認し、インフラ、公営住宅、工業団地などの公共投資を強化してきた。
その結果、2023年末にかけての数ヶ月は、プレエンジニアリング鉄骨をはじめとした鉄鋼への需要が急激に高まると予測されている。
Pebsteelではベトナム国内に6ヶ所、ミャンマー国内に1ヶ所の工場を持ち、その総面積は11万5000㎡で、年間10万t以上の製造能力がある。そしてこれまで世界50ヶ国以上で、小規模案件から超大型案件まで6000件以上のプロジェクトを手掛けてきた。
具体的には自動車、木製家具、製紙、機械設備、革靴、消費財などの製造工場、複合リゾート施設、物流センター、製油所、高層ビル、ショッピングセンター、空港、造船所、化学工場、電子部品工場、製薬会社、医療機器製造工場などで、様々なプロジェクトでプレエンジニアリング鉄骨構造物を提供してきた。
直近ではアリババグループ傘下にあるインドネシアの「Cainiao Smart Logistics Center」のプロジェクトで、設計から建設までの一貫したサービスを提供している。総敷地面積は約20万㎡で、日々増加する企業のサプライチェーンニーズに対応するための6ヶ所のスマート倉庫が含まれる。
この巨大プロジェクトには現在最大規模となる幅7m、高さ3mの屋上換気システムが採用されており、内部から外部への空気の対流を起こし、製造工程で排出される熱、排気ガス、可燃性化合物を減少するだけでなく、空調システムのエネルギー効率を最適化し、運用コストの最適化にも貢献する。
Pebsteelは業界の未来を再形成し、効率、品質、耐久性、環境に配慮した新たな基準の確立を目指し続けている。
