ホーチミン市では、6月末から7月初旬にかけて大雨となる見通しである。気象当局は、期間中の累積降水量が150~300mmに達し、一部地域では300mmを超える可能性があるとして注意を呼びかけている。
南西モンスーン活発化で広範囲に降雨
南部地域気象台によると、現在は中程度の勢力を保っている南西モンスーンが今後さらに強まる見込みである。
6月30日頃には、南シナ海中部を通過する熱帯収束帯が形成される見通しで、これがホーチミン市およびベトナム南部全域での広範囲な降雨をもたらす要因になると分析されている。
期間中は断続的に雷雨を伴う中~大雨が予想されている。
低地や河川沿いで浸水リスク
気象当局は、低地や都市部、工業団地、河川や運河周辺地域において浸水が発生する恐れがあると警告している。
また、雷雨時には以下のような突発的な気象現象にも警戒が必要である。
- 竜巻
- 落雷
- 雹(ひょう)
- 突風
ホーチミン市では例年、集中豪雨時に道路冠水や交通渋滞が発生しており、今回の降雨についても警戒が求められている。
北部でも大雨続く見込み
ベトナム国立気象予報センターによると、6月30日までベトナム北部の山岳地帯および中部丘陵地域では中~大雨となり、局地的には非常に激しい雨が降る可能性がある。
平野部でも雨や雷雨が予想されており、降水のピークは夕方から夜間、早朝にかけて現れる見通しである。
7月初旬は中部にも雨域拡大
7月1日から3日にかけては、ゲアン省からダナン市にかけての中部地域や、クアンガイ省東部からダクラク省東部にかけても雷雨が発生する可能性がある。
一方で日中は晴れる時間帯もあり、一部地域では猛暑となることが予想されている。
雨季本格化で防災対策が重要に
今回の大雨は、南部地域における雨季本格化を示す現象の一つとみられている。
ホーチミン市では都市排水能力を上回る降雨が発生すると短時間で浸水被害が生じることから、当局は市民に対し最新の気象情報を確認し、豪雨時の移動や河川周辺での活動には十分注意するよう呼びかけている。



















