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運転中の一服、片手運転でもセーフ?|ベトナムの道路交通秩序安全法令等|早わかり!ベトナム法律事情 Vol.98

長島・大野・常松法律事務所ホーチミン・オフィスのファン・ダン・ホアン・チュック氏

―― ベトナムでは、バイクを運転しながら片手でタバコを吸うなど別のことをする、「二刀流」の人が多いですよね。片手でハンドルを握り、もう片方の手でタバコを吸っている人を結構見かけます。

チュック そうですね。そのようなバイクの近くを走るのも、後ろに乗るのも嫌です。

―― 罰金は科されないのですか。

チュック 残念ながら、運転中の喫煙自体を禁止する規定はありません。喫煙が禁止されているのは、自動車、航空機、電車などの公共交通機関のみで、個人の交通手段であるバイクについては禁止されていません。また、道路上での喫煙を禁止する規定もありません。

―― そうですか。でも、両手で運転しなければならないといったルールはあるのではないですか。

チュック 法文上は、ハンドルから「両手」を離してはならず、これに違反するとバイクを没収されるという規定があるに過ぎません。そのため、片手運転だけでは違反に当たらないと一般的に理解されています。

―― なるほど。

チュック しかし、バイクの運転中に傘や、補聴器以外の音響機器を使用したり、携帯電話などの電子機器を保持・使用したりすることは禁止されており、違反すると最大100万VND(約6100円)の罰金が科されることになっています。

―― なぜ、これらのものに限られているのでしょうか。

チュック 視界を遮ったり、運転中の注意が散漫になったりするからだと思いますが、タバコも禁止の対象にしてほしいですね。

―― 一応法律上はセーフだとしても、運転中の一服は危ないですよね。

著者紹介

Phan Dang Hoang Truc ファン・ダン・ホアン・チュック
長島・大野・常松法律事務所ホーチミン・オフィスのパラリーガル。2019年ホーチミン市法科大学卒業。2024年名古屋大学大学院法学研究科博士取得。法令リサーチ等弁護士の業務のサポートを担当。

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